①乗数効果と事業効果は違う

①乗数効果と事業効果は違う 公共投資の経済的な効果には2つあり、一つが、財政支出による貨幣供給がGDPに影響を与える「乗数効果」であり、もう一つが、獲得したインフラが利便性によって社会に貢献する「事業効果」です。国土強靭化は、インフラによって国民の生存確率を高め、生活や生産の向上に寄与することですから、「事業効果」に該当します。乗数効果は、お金が循環していれば景気は良くなるわけで、政府支出の社会的貢献度とは関係はありません。いわゆる穴を掘って埋める事業でも良いわけです。乗数効果は、公共投資だけでなく、政府投資、企業投資、個人消費などあらゆるものに存在します。国防のための軍事産業への政府支出にも存在します。つまり、国産で軍備を増強すれば、たとえ、兵器が使われず、老朽化するだけでいずれ廃棄される運命にあろうとも景気は良くなります。「ムダな公共投資」とは、箱物、通行量の少ない道路など、...

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