物価目標の意義をきちんと理解できない者は、金融緩和政策の是非を語るべからず

既に報じられているとおり、10月30日に行われた日銀金融政策決定会合で、年2%の物価上昇目標の達成時期が、「2016年度前半」から「2016年度後半ころ」へ先送りされることが決まった。
当初の目標であった「2015年4月」から起算して約2年間の延長となり、目標達成(たぶん無理だろうが…)まで計画期間の倍近くの日数を要することになる。リフレ派が絶対の自信を持って宣言した『日銀のコミットメント』とやらも、ずいぶん軽々しいものだと呆れている。目標先送り決定の要因は、中国ほか新興諸国経済の失速や原油安、国内景気の低迷にあると報じられている。(これだから、外需頼みの経済運営は危険だと思うのだが…)
加えて、リフレ派から、先の消費税増税による消費の低迷により足を引っ張られた、と負け惜しみ気味の言い訳が聞こえてくる。総務省が発表した9月の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合指数が前年...

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