⑤インフレなき政府債務拡大の終着点は格差拡大

⑤インフレなき政府債務拡大の終着点は格差拡大

インフレにもならず、そして、名目GDPが横ばいであるにも関わらず、政府債務が8000兆円にも拡大することは、何やらそら恐ろしいものを感じますが、この恐ろしさの行きつく先にあるのは、デフォルト(債務不履行)ではなく、それは格差の拡大です。インフレにしない為の手段は、市場からの貨幣量の回収ですが、この場合の貨幣は、「物価に影響を与える貨幣量」または「活動する貨幣量」のことです。「活動する貨幣量」は、消費に関しては、各所得階層別の消費性向にしたがって存在し、設備投資に関しては、富裕層の貯蓄の中の一部や、金融機関の信用創造の一部に存在します。この富裕層の貯蓄の中の一部や、金融機関の信用創造の一部の把握が困難さが容易ないことから、「活動する貨幣量」の把握は困難を極めます。一方で、富裕層に貨幣が集中すれば、流動性の罠や流動性選好などの分析が示すように...

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