災害対策と緊急事態条項を考える

堤未果氏の著書「政府はもう嘘をつけない」を読みました。このなかで特に勉強になったのが緊急事態条項に関する部分です。


私は、日本は自然災害大国であり、大規模災害時に迅速な対応をとれるように法律の整備や、必要であれば憲法にも何らかの規定を設けることも検討すべきだと考えていますが、この本の中では、アメリカの9.11同時多発テロの際に当時のブッシュ大統領が宣言した「国家安全保障上の緊急事態」やフランスで2015年にパリ同時多発テロ事件が発生した際に、オランド大統領が発令した「非常事態宣言」を例にあげ、非常事態に乗じて時の政権が国民に重大な不利益を与えるような法律を制定したり、「安全保障上の緊急事態」などの曖昧な定義を政府が恣意的に解釈して権力を集中・強化し、さらにそれが無制限に延長されるなどの乱用、悪用の危険性が指摘されていました。


確かに、日本でも東日本大震災の混乱の中で電...

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