過剰政府債務が将来成長を毀損しない理由(及び、「財政赤字がもたらす世代間不公平」の理論構造)

木曜日は、ソウルメイト様と隔週で望月夜様の寄稿コラムをお届けいたします!

重厚な経済論を、どうぞお楽しみください!


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緊縮ではない財政という記事で以下のような表現を見かけた。

「将来の経済成長の果実を過去の債務償還に食い尽くされる」

この表現はあらゆる所で散見されるにも関わらず、その具体的実務的形態が論じられたことがほとんどない。

内生的貨幣供給という現行システムでは、負債発行というのは金融資産創造並びに通貨創造であり、債務返済というのは金融資産消滅並びに通貨消滅なのであるが、現代において負債の「過」発行が起きたとして、将来それが「経済成長によって償還される」というのは正直理解しかねるところだ。

もし負債の過剰発行が生じたなら、それがもたらすのは「今この瞬間のインフレ」である。
ただし、補足すると、「現在の...

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