脱市場、脱成長が齎す文化的退廃 その裏にある市場の本当の恐怖

木曜日は、ソウルメイト様と隔週で望月夜様の寄稿コラムをお届けいたします!

重厚な経済論を、どうぞお楽しみください!


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脱成長という言葉が「物質的な豊かさからの解放」的な文脈で語られることには極めて強い違和感がある。
というのも、最近の経済生産のうち、物質的な豊かさと呼べるもののウェイトはどんどん小さくなり、娯楽やサービスのような、どちらかというと精神的な財やサービスの生産が伸びているからだ。

わかりやすい例えとして、農家と演奏家を考えてみよう。

農業生産が極めて非効率な状況なら、演奏家も農業に従事しなければ糊口を凌げまい。
しかし、農業生産が効率化したら、演奏家は芸能を披露し、農家からおひねりをもらうことで生活できる。これは定義的には生産(付加価値)の増大となっている。

もちろん、演奏家の演奏は物質的には何も産...

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