最後の訴え【大阪W選挙の行方】

筆者が反橋下維新ということは、読んでいただいている方々には既にご承知のことと思います。

本日は何故、橋下維新が危険でありそれ以外に投票するべきなのか?を端的に述べたいと思います。

【貴方は嘘つきが好きですか?】
人は様々な大小の嘘を付きますが、それは例えば相手のことを思っての嘘であったり、人間関係を崩壊させないための些細な嘘であることがほとんどです。
もしくは会社のためにつく嘘と言えない嘘、怒られないためのとっさの嘘等々。

しかし嘘をついた時に貴方は少なからず、心が動揺するはずです。
それは貴方の中に「道徳心」があり、魂が嘘を悪いことだと思っていることにほかならないのだと思います。
そして円滑な人間関係、友人関係の中でつく嘘はそれを増幅させ「悪いこと言っちゃったな…」と罪悪感にさらされることもしばしばあるかと思います。
人間とは基本的に「嘘」をつく生き物なのですが、それを押しとどめているのはコミュニティや人間関係、道徳心といった心なのです。

なので人は自分に対して平然とつかれる嘘を嫌います。利己的な目的によってつかれる嘘、これを人は嫌うようにできているのです。
少なくとも日本人ならば。

【政治とはコミュニティ、人間関係の延長線上である】
政治とはそもそも貴方と無縁のものではありません。我々の生活は政治の上にあるわけです。
土台となる政治がウソまみれになる時、我々の生活そのものが脅かされるという非常にまずい状態になります。

【政治を生活の延長線上と捉えられない大衆性】
ところが政治と聞くと「なんだか遠い世界の話で自分にはあまり関係ない」と考える方は少なからずいるようです。
こういう捉え方をしていると「政治家が嘘ついた?だからなに?自分には関係ない」というコミュニティを無視した感覚に陥りやすいのだと思います。
しかしながら政治は我々の生活に直結をする問題なのです。
増税されて貴方は貴方の生活に無関係と思えますか?よほどの金持ちならばそうでしょうが、99%の人たちはそんなことはないはずです。

【政治に嘘が混ざると化学反応が起きる】
人の性質とは本来保守的なものです。つまり変化を嫌うということが出来ます。
なので改革と称する破壊的変革を求めようとすると、必然的にそこには「嘘・デマ」が付いてきます。
改革とは「貴方の現在の生活を捨てて、新しく生まれ変われ!価値観を違うものにしろ!何故ならお前が間違っているからだ!」という強烈なメッセージであります。
おおよその普通の人間にはこんな価値観は受け入れられません。

なので改革には必然的に「嘘・デマ」を混ぜたプロパガンダが展開されることになります。
それは人間が本来的に保守的だからです。
そうして「改革」という破壊的な化学反応が起こっていくのです。

【改革は善なのか悪なのか?】
人類の歴史を見ても改革というものは「誰かを敵にする」事で成し得ます。
旧ソ連のブルジョアの敵視、中国共産党の日本に対する態度、ドイツにおけるユダヤ人の迫害等々。
この構造は大阪においても同様です。

大阪市役所を悪役にし、中間共同体を悪役にし、平松前市長を悪役にし、維新の党を悪役にし、大阪の教職員を悪役にし、大阪市役所員の一部を悪役にし…
こうやって人々の獣性、もしくは劣情、もしくはルサンチマンと言われるものを刺激して「改革だ」と言うわけです。
これらの「改革」は上記のような感情を刺激するために作られたファンタジー、もしくはお題目なので実際に功を奏することはほとんどありません。
なぜなら根本は「大衆にどう言ったら受けるかな?」という人気取りの手法にしか過ぎないからです。
論理的に考えられた正悪の問題でもなければ、それを実行することで良くなるという信念すらないわけです。

だから橋下氏は住民投票において負けた時に「潰すつもりでいったら、逆にこっちが潰された。大阪都構想が間違っていたということでしょうね」と発言しているわけです。
論理的な正悪と多数決によって決まったものはまた別です。しかし彼は多数決による勝敗のみが目的であり、その政策が「本当に幸福を大阪にもたらすか?」には興味も信念もないわけです。

信念があるならば「多数決で負けたらから論が間違っていた」なんて結論にはなり得るはずがありません。
つまり彼が言ったのは「大阪都構想では大したプロパガンダにはならなかった、だから間違っていた」であり次は「もっと凄いプロパガンダを持ってきてやる」です。

【改革の全てが悪ではないにしろ橋下徹は民主主義における悪だ】
民主主義とはしばしば無条件に「良い物」と信じられておりますが、それは素朴すぎるというものです。
つまり民主主義というのは本来中野剛志氏が言うところの自由主義との併用でなければなりません。

言論の自由、思想信条の自由、こういったものが民主主義を担保し、熟議が行われて成熟した政治が行われるという前提なのです。
例えば大衆が「独裁政治」を民主主義下で望んだらどうなるでしょうか?当然ながら独裁政治を公約する政治家が当選するに決まっています。

そんなバカなことがあるはずがない?
2000年代から日本で「決まらない政治との決別」「総理は強いリーダーシップを」と言われて、あらゆる政治的なことが単純化して論じられるようになりました。
橋下徹という人間もその一連の現象で出てきた一人にしか過ぎません。そうして日本はとっかえひっかえ「名君さえ現れれば…」という非常に他人任せな政治姿勢に大衆が陥り、本来自由民主主義が持っていた「複雑な調整機能」を切り捨てて改革改革と言い続けてきたわけです。

つまり大衆は「単純なものを好む」「複雑なものは好まない」という構造であらゆる議論が単純化され、思考停止に陥ったといえます。
もしも私に100億円与えていただいたら、新党を結成して今すぐにでも政権奪取にプロパガンダと嘘とデマで取り掛かれる自信があります。そういう危機的な状態にあるわけです。
(それには大した知恵も知識もいらないのです。嘘を死ぬまで吐く覚悟だけが試されるという話になります by ヒトラーのわが闘争より既に確立された全体主義的手法です)

【大阪は全体主義に陥落するかもしれない】
報道によりますと橋下維新が優勢とのことであります。これは大阪人の知性の問題ではありません。大衆としての性質の問題です。
そしていまは冷ややかに見てる他県も、大阪が陥落すれば橋下氏は新たなファンタジーを「必ず」出してきます。これは断言致します。
少なくとも大阪の地盤を来年の参院選で固めて、その後には確実に出してくるでしょう。ルサンチマンを分析し、それに基づいてファンタジーを創作するわけです。

この時に初めて大阪を冷ややかな目で眺めている日本国民、特に知性のある方たちは大阪と同じ戦慄を体験するでしょう。
そしてそうならないことを願い、大阪のみで封じ込めに成功することを筆者は願わずにいられません。

11.22の大阪W選挙。大阪の皆様におきましては、何卒理性的な判断をお願いしたく存じます。
http://anti-neoliberalism.top/10/2358/
【11月22日に迫る大阪W選】橋下維新・大阪都構想の検証とデマ2

上記を読みいかに大阪が嘘とデマにさらされてきたのか?そしてその中で、大阪府民、大阪市民がいかに正常な判断を奪われているのか?
ぜひともお読みいただけましたら幸いです。

P.S
筆者は反橋下維新であり、選挙結果がどのようになろうともその姿勢を改めるつもりも、諦めるつもりもありません。
発言をやめた瞬間、全体主義に身を委ねたことになるからです。
民主主義と全体主義はかくも結びつきやすく、そしてルサンチマンが溜まっている時期にこそ、そのような手法が台頭してくることは歴史が証明しております。

そこで口をつぐめば、それこそ真美善が失われ現在のドイツの二の舞いでありましょう。


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  • holyfirework

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「最後の訴え【大阪W選挙の行方】」のコメント一覧

  1. 1
    holyfirework 灯火  :

    支持します。

    大阪は、橋下時代に老若男女問わず、希望を奪われました。

    教育予算を減らされて学力が低下し、中小企業振興予算を減らされて経済が悪化しました。
    橋下時代の七年間は、大阪をより悪くしただけの無駄な七年間であり、大阪から夢と希望を奪った七年間でした。

    大阪の有権者の皆様には、もう二度と同じあやまちを繰り返さないように、賢明な判断をお願い致します。