ベーシックインカムについての疑問

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するものです。
特徴としてはこんな感じです。
(1) 全国民に一律支給であること。
(2) 無条件であること。
(3) 給付金は子供の教育に使おうが、パチンコに使おうが自由にできる、「現金給付」であること。

この政策を支持する人たちの言い分はだいたい次のとおりです。
(1) 行政コストを抑えつつ社会保障の充実ができる。
(2) 個人消費増加が見込めるため、需要が増えて景気が良くなる。
(3) 非正規雇用問題の緩和として、企業の体力という視点から、現実的には雇用の流動性、生活保障という2つの側面を切り離し、ワークシェアリング、ベーシックインカムという形で組み合わせた場合、正規雇用を増やす政策よりも、企業の負担を軽減するという効果が期待できる。
(4) 失敗を恐れずに経済活動できる

このうち、(3)(4)からもわかるように新自由主義者の主張も含まれています。
もっとも、新自由主義に批判的な人もこのベーシックインカムを支持する人は多く、おそらくこのブルーオーシャンに訪れる人たちにもベーシックインカムを支持するひとはいることでしょう。

しかし、私は次の理由でベーシックインカムに反対しています。
(1) ベーシックインカムだけで生活し働こうとはしない人が少なからず出現すること。
これは「生産力の低下」を招くだけではなく、国民の中に「無スキル者」が増えるという問題が起こります。
つまり、新入社員は失敗したり叱られたりしてスキルを獲得していくわけですが、ベーシックインカムがあればそんなつらい思いをしてまで就職しようと思わない人がそれなりに出現することでしょう。
「就職する動機、スキルを獲得する動機が薄れてしまう」のです。
もちろん、これはベーシックインカムとバイトだけで一生を送ろうとする人も含まれます。

(2) 国民の円高志向が高まること。
不労所得だけで生活できるようになれば、円高を進めて外国製品を安く買う方が得になるため、国民に円高を歓迎する意見が高まることが予測されます。
円高不況が起こったことでもわかるように、円高が進めば生産業が衰退しますから、これは「円高→産業衰退→ベーシックインカム依存が増える→円高志向上昇→・・・」という悪循環の引き金になりかねません。

いずれの場合も長期的には日本の生産業が衰退する原因になりかねないと私は考えています。

 


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「ベーシックインカムについての疑問」のコメント一覧

  1. 1
    jan2002 花のヤン  :

    引っ越しのため今日で現在のネット環境を引き払いますので、ご意見やご質問にはしばらく返事が書けないかもしれません。
    恐縮ですが、ご容赦をお願いします。

  2. 2
    yuruneko_blue ゆる猫  :

    ベーシックインカムでどのような経済効果が出るか、やってみなければわからない、という部分もあると思います。ですから、まずは少額でもいいので、実験的に配布してみて、どのような結果が出るか試してみる、というのはどうですかね。

  3. 3
    holyfirework 灯火  :

    >>ゆる猫さん

    支持します。
    ベーシックインカムは、年金や生活保護などの各種社会保障制度を統一し、公的事務経費を大きく効率化出来る可能性があります。
    年金事務所や事業庁が不要になることになるでしょうし、それを機に、国家公務員改革に乗り出すことも、不可能ではありません。

    やってみる価値はあるかと思います。

  4. 4
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    一応、私の意見を。
    レスはいつでも結構です。ごゆっくりなさってください。


    (1) ベーシックインカムだけで生活し働こうとはしない人が少なからず出現すること。
    これは「生産力の低下」を招くだけではなく、国民の中に「無スキル者」が増えるという問題が起こります。
    つまり、新入社員は失敗したり叱られたりしてスキルを獲得していくわけですが、ベーシックインカムがあればそんなつらい思いをしてまで就職しようと思わない人がそれなりに出現することでしょう。
    「就職する動機、スキルを獲得する動機が薄れてしまう」のです。
    もちろん、これはベーシックインカムとバイトだけで一生を送ろうとする人も含まれます。

    そのあたりは、工夫次第でなんとかなるのではないでしょうか。
    ベーシックインカムは誰にでも同じ額だけもらえるわけですから、働かなければ、働いている人より貧しいままなのは、今と変わりません。
    むしろ、給料が低くても、自分がやりたい仕事をして生活出来るようになる可能性が高まるわけですから、就業意欲も高まる可能性があります。

    (2) 国民の円高志向が高まること。
    不労所得だけで生活できるようになれば、円高を進めて外国製品を安く買う方が得になるため、国民に円高を歓迎する意見が高まることが予測されます。
    円高不況が起こったことでもわかるように、円高が進めば生産業が衰退しますから、これは「円高→産業衰退→ベーシックインカム依存が増える→円高志向上昇→・・・」という悪循環の引き金になりかねません。

    何故、円高だと、産業が衰退するのでしょうか?
    かつての円高期に製造業の主要企業は軒並み海外移転しており、現在の日本経済は、サービス産業を主要産業とする内需国家となっております。
    現在の円安では、輸出金額は伸びていても、輸出数量は伸びていません。逆に、輸入品価格上昇による生活必需品の上昇が、国民生活を圧迫しています。
    円安誘導政策で経済振興というのはもう、時代遅れなのではないでしょうか。

  5. 5
    なかはらさとる  :

    ベーシックインカムに関して賛否を決めかねている状態ですが、勤勉な日本人には合っているのかもしれないと考える時があります。

    デメリットとして、花のヤンさんが挙げられているように勤労意欲の低下は確かにあると思います。
    ただ自分の体験からすると、全員そうはならない気もしています。転職の合間で1か月ほど無職だった期間がありました。最初の1週間は楽しかったですが、それ以降はだらだらと生活をするだけで、早く仕事したいと思ったものです。何と言うか、私の場合仕事の合間に遊ぶから、より遊びの時間が楽しく感じたんでしょうね。

    メリットとしては、不公平感の減少を挙げさせて頂きます。
    特にワーキングプアや年金受給者と生活保護者の格差です。一生懸命働いても生活保護よりも受給額が少ない場合がある現状は、どうにかしないといけないと思います。

    メリットその2は、ブラック企業の減少。
    ブラック企業で働く人は、生活があるから辞めたくても辞められない場合もあるでしょう。BIがあれば仕事を辞めても生活は保障されているわけで、ブラック企業従事者は減少するのではないでしょうか。そうなると、環境を改善するしかなく、ブラック企業は減少すると考えます。

    メリットその3、見かけ上の人件費の低下。
    どうやってBIの原資を調達するかという問題はあるのですが、おそらくBI分は社員に支払う給料を減らしても良いわけで、その分人件費の低下につながると考えます。この辺は本文で挙げられている内容と同じようです。ただBIを日本人に限定した場合(というか限定しなければならないと思います)、外国人を雇うよりも日本人を雇う方がメリットがあるわけで、移民抑制にもつながります。

    実際にやってみないとわからない部分がほとんどですが、改めて考えてみるとメリットもあり、やる価値はある気がしてきました。

  6. 6
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    過去にベーシック・インカムを考えてみたことがあるので、情報提供を。
    スピーナムランド法
    http://ameblo.jp/yangh-wenly/entry-11192425572.html

    拙ブログで2012年に少しだけ考察してみたのですが、考察不十分だと思っています。
    現在もオランダでベーシック・インカムの実験が行われているようです。
    http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/12/dutch-basic-income-experiment_n_7782056.html

    問題点とメリットは以下があるように思います。
    問題点
    ・労働意欲はどうなる?
    ・所得制限なしだと景気の調整弁としての役割がないので、ちょっとまずいかも
    ・従来型の議論にある、年金や保険料を一元化という議論だと細やかな社会保障のニーズに答えられないかも?
    ・ベーシック・インカムをする場合は、その前に労基の強化が必要かも(企業が賃金を下げたら意味がなくなるため)

    メリット
    ・貧困層や中流層の幸福度の増加に寄与するかも?
    ・所得制限を設ければ景気に対する調整弁になり得る
    ・新しい労働の仕方、生き方のきっかけになるかも?

    オランダのように何処かの地区で、数百人~数千人程度をサンプルとしてテストしてみる、と言うのはありかもしれません。
    (オランダ人と日本人はかなり民族性が違うので、オランダの実験だけをうのみにするわけにもいかないかと)

  7. 7
    manwith6785  :

    ベーシックインカムは財源はどうするんでしょうかね?財政支出拡大でベーシックインカムをするならばデマンドプルインフレが起こると思いますが、諸々の社会保障を全て廃止してベーシックインカムに統一するというやり方だと年金は廃止、医療費は高騰ということになるでしょう。プラスマイナスでどうなのか?というところでしょうか。
    子沢山の家庭は金銭的にゆとりが生まれるかも知れませんね。一人当り月7万と仮定して6人家族なら42万円ですか。誰も仕事しなくてもなんとかなりそうですね。これも今ある社会保障全てを廃止にするのとしないのとでまた景色は変わってくると思いますが。
    ベーシックインカムは一時的な給付金と違って制度の変革なので、恩恵を受けれる人と逆に被害を被る人と分かれるのではないでしょうか。
    死ぬまで健康な大家族ならばメリットは大きいでしょうが、独り者が老後に大病を患うとアウトかも知れませんね。

    ベーシックインカムは財政支出を拡大してやるのか、ただ社会保障の制度を変更してやるだけなのかで全く違ってくると思うので、そこの前提を統一して話をしないと噛み合わないと思いますよ。

  8. 8
    manwith6785  :

    あと、ベーシックインカムを試しに実験してみればいい、という意見もありますが、これはどうなんだろうと思います。実験的なベーシックインカムは一時的な給付金と同じ類いのものでしょう。なぜなら実験だからです。実験に自分の人生を委ねる人がいるのでしょうか?ベーシックインカムは恒久的に不変の制度として確立されて初めて人はそれに乗っ取った生き方をするのではないでしょうか。実験程度では今の仕事を辞めてベーシックインカムありきの生活を始める人は殆んどいないでしょう。つまり実験ではベーシックインカムの真の影響を推し量ることは難しいのではないかということです。

  9. 9
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>manwith6785さん
    これは仰るとおりで、ベーシック・インカムがどういった制度設計になるか?によってかなり変わってきますね。

    一応今までのベーシック・インカムの議論ですと、年金や健康保険等々の社会保障の一元化、という議論が多数かと思います。
    しかしこれは今までの社会保障の「ニーズに合わせた細かな対応」ができなくなるので、有利に働く人と不利に働く人がかなり分かれそうです。

    また負の所得税という議論も見られます。
    つまり低所得者には給付、高所得者には所得税として徴税という話なんですが、これも他の社会保障との兼ね合いは?という制度設計からは逃れられません。
    (むしろベーシック・インカムは社会保障の一元化という価値で語られる場合が多いので、上記の場合は余計に複雑になる、生活保護でいいじゃないかという議論もあります)

    ・・・私は安全保障型経済分配論に一票(というか自分で提唱しいて一票というの変ですがw)でw
    http://anti-neoliberalism.top/10/9430/

  10. 10
    masa5870 まさ  :

    ベーシックインカム・・・これから勉強します。

  11. 11
    まさ まさ  :

    こんにちは。
    アメリカ型新自由主義と対比する主義として、北欧型社会経済モデルが存在します。
    スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドの北欧諸国はいずれも、人口規模でみれば日本の都道府県レベルの小国ではありますが、高い国際競争得力、高水準の福祉、女性の社会進出、環境保護と教育に対する質の高い取り組みがあることが知られています。

    また社会保障関係費を国際的に比較すれば、社会保障給付費が国民所得に占める割合が50%(!)以上であるスェーデンなどは、「高福祉高負担グループ」
    30%台のドイツなどは「中福祉中負担グループ」に属します。

    北欧諸国は、伝統的に「製品市場」や「金融市場」の規制が少なく、強い「外圧競争圧力」という制約の下で、「衰退産業」から「成長産業」への転換を素早く行うことによって、国際競争力を維持してきました。

    開かれた経済に置いて、競争力を維持するための経済政策は一般に、一部産業の衰退や企業倒産、労働者の技能の陳腐化や失業率の増大、産業間の賃金格差や地域間格差の拡大といったコストやリスクを伴います。
    「積極的労働市場政策」と「手厚い社会保障制度」を連結させた北欧の福祉国家は、そのようなリスクやコストを分かち合う仕組みになっています。
    また「手厚い社会保障」を維持する一方で、失業者の早期の就職のための個別行動計画の作成や資格と技能を向上させる職業訓練、長期失業者を雇用する企業への助成金等の「積極労働市場政策」は、開かれた経済において、「衰退産業」から「成長産業」への転換を素早く遂行することで、競争力を構築するシステムになっています。
    また、リスクを社会的に分かち合う高福祉の仕組みは、国際競争力を確保するように、生産要素を移動させるという国民の政治的支持を取り付けています。

    北欧型社会経済モデルは、開放経済の経済政策、リスクの分かち合い(社会保蔵=労働市場政策)、経済政策に対する政治的支持=信頼、という好循環のトライアングルから構成されています。

    願わくば、日本も、北欧型モデルを参考に、日本型モデルを政府は構築して頂きたいものです。

  12. 12
    yuruneko_blue ゆる猫  :

    >>まささん

    こんにちは、初めまして。

    こういった具体的な情報というのは、非常に勉強になります。やはり、お互いに協調しあっている経済、開かれた経済においては、国際競争力のある産業、全体の中で、重要な役割を持つ産業をいかにして育てていくか、というのが重要なんでしょうね。

    日本の場合、おもに、非正規労働者など、社会的に弱い立場にある人々の利益を犠牲にすることによって、既存の産業構造の利益を保護してきたわけですよね。つまり、産業構造の流動性を、ほぼ意図的に、阻害してきたわけです。こういうシステムの中で、果たして国際競争力のある産業というものが生まれてくるのかどうか、非常に疑問な部分もありますが、こういうおかしなシステムになる前までは、日本独自のやり方で、十分、世界の中で戦ってこれたわけですよね。

    つまり、これまでの「日本式」のやり方が、世界の中で通用しなくなり、その中で、経済的な混乱がもたらされている、と解釈することができるようにも思います。そこで、過去の日本式のやり方が、なぜ、世界の中で通用していたのか、なぜ、独自の生産方式が高い利益を生み出していたのか、という部分を知ることが重要な意味を持つように思うのですが、どのように思われますか?それとも、他の成功例を参考にしたりしながら、全く新しい生産方式を生み出していくべきなのでしょうか。

  13. 13
    まさ まさ  :

    >>ゆる猫さん コメントありがとうございます。調べるのでちょっと時間かかりますけど、返答致します。

  14. 14
    まさ まさ  :

    >>ゆる猫さん  調べたら説明すると長くなっちゃうので、かいつまんでします。テキストはあの「菅原晃先生の「図解使えるミクロ経済学」です。経済学の原理に「インセンティブ(誘因)」「その国の生活水準は一人一人の生産性に依存する」があります。高度成長時代まで、日本が経済発展してきたのは、「生産性が上がった」からです。この20年経済が停滞しているのは、「「生産性」が下がった」からです。
    その原因は、私は「労働環境の悪化」「インセンティブ(誘因)が働くなった」と考えています。
    高度成長期の日本型雇用システムは日本人にとって「生産性」を上げる最適なシステムでした。
    時は1993年、宮澤・クリントン会談によって、翌年から年次改革要望書がアメリカから日本に提示され、延々とこの20年間、それに従ってきました。その結果
    日本型雇用システムは崩れ、日本人の「生産性」が下がったのでしょう。だからこの20年間、不況になっているのでしょう。不況の原因はまだいくつか候補がありますが、今回のお題に沿って言えば、構造改革によって「日本型雇用システム」が崩れ、日本人一人一人の「生産性」が下がったというのが回答です。
    日本式のやり方が通用しなくなったのではなく、構造改革によって、日本型の生産性を上げる最適な雇用システムが破壊された、と見るのが妥当でしょう。
    それ以外に、日本の人口減少などの要因もからんでくるので、元の日本型雇用システムが今現在通用するかは分かりません。
    しかし、アメリカの外圧に逆らえず、日本人の最適な雇用システムを構築できなかった(この20年間)政府の責任は重いです。

  15. 15
    Gokai  :

    >>まささん
    >その原因は、私は「労働環境の悪化」「インセンティブ(誘因)が働くなった」と考えています。

    ・1991年2月~2000初頭葉失われた10年と呼ばれています。
    ・その頃どのような労働環境の悪化があったのでしょうか?
    ・また、どのようなインセンティブ(誘因)が働かなくなったのでしょうか?

  16. 16
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>Gokaiさん
    おそらくまささんは2000年初頭からの小泉構造改革や、1997年でしたか?の消費税増税等々を言っておられるのかと~
    (実際細かい年代って結構覚えるの大変だったりw)

    実際にサラリーマンの給与が下がり始めたのが1997年で、それをピークに以降ずっと下がってますですし。

  17. 17
    Gokai  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >「菅原晃先生の「図解使えるミクロ経済学」です。経済学の原理に「インセンティブ(誘因)」「その国の生活水準は一人一人の生産性に依存する」があります。

    いや~、教科書が悪いかなと思いましての一言です、w。

  18. 18
    まさ まさ  :

    >>Gokaiさん はい、私は1997年度からの年次改革要望書から順を追って調べていました。
    労働環境の悪化は具体的には、年功序列式の破壊、非正規社員の増加、失業率、最低賃金、長時間労働などです。これによって、日本人の労度に対する「インセンティブ(誘因)」は下がったと私は考えております。

  19. 19
    baiannmidareame やす  :

    ベーシックインカムですか・・・、いろいろな利点もあるのでしょうが、どう考えても新自由主義的な政策に絡めとられると言いますか、例えば社会保障の一元化による小さな政府論、給付金と企業の競争力を結び付けた雇用の流動化、所得再分配的税制の改正、給付額競争による政党の低レベル化などなど・・・、給付金に目がくらんでいるうちに、外堀を埋められそうで、怖いですね。

    これに財政均衡論が加われば、今までの制度としての社会保障を壊した挙句、どんどん給付額は下げられ、雇用は不安定化し、社会の再分配機能は失われ、格差の固定化、と言う未来が・・・。

  20. 20
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>Gokaiさん
    菅原さんは私存じないのですが、ブルーオーシャンの方々は否定的な方が多いですねw
    Gokaiさんおすすめの教科書をぜひぜひ。
    私なんかは実は経済学、経済理論の本はあまり読んだことがなくて…ハイエクは買ったけど、3日でどっかに行っちゃいましたし…(新自由主義に対抗しようと思って買ったのですが…敵を知ればですw)
    なので教科書で「これおすすめ!」というのがわからないのです。

    >>やすさん
    まぁベーシック・インカム自体が新自由主義で出てきた論ですからねぇ…ミルトン・フリードマンだったかで。
    欧州では賛成が増えているとの記事もあるんですが、これは欧州が新自由主義的なところだから、という考え方も非常にできますし。

  21. 21
    まさ まさ  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん  菅原晃さんに関しては、ちょっとどうかなと思うところもあります。入門編としては、分かりやすい方なのかな?程度です。何しろ私自身が、「経済学」の素人ですので・・・

  22. 22
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>まささん
    確かに規制緩和等々によって、そういった面が多大にあると私も認識しております。
    これによって
    需要の低下→企業投資の低下→さらなる労働市場の激化(以下無限ループ
    ではないかなぁと。

    特に非正規雇用の増大は大きな影響を及ぼした、と思うのです。

  23. 23
    まさ まさ  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん  私は、非正規社員の増加は大きなウエイトを占めていると認識しています。

  24. 24
    Gokai  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >Gokaiさんおすすめの教科書をぜひぜひ。

    本を読むときに気をつけないといけないことがあります。
    それはそのまま暗記してはいけないことです。
    小中高の学生時代に読む本は、理解より暗記なのかもしれませんが、大学からは、暗記より理解であるべきだし、ついでに検証も必要なはずです。
    検証は、言い換えれば“読み分け”という言い方になるかもしれません。
    読み分けせずに本を読むなです。

    特に経済学においては、未熟な学問との感がぬぐえませんので注意が必要です。
    何故そう言うかですが、「エンデの遺言」で懸念されたとおりに、経済学とは、
    『お金』のことを十分に理解しない上で構築された学問であるように思うからです。
    「エンデの遺言」 http://rothschild.ehoh.net/material/animation_03.html

    と言って何も覚えないということではなく、定義等の共通言語をいい加減にしたままでは相手や世間に伝えることが出来ませんのできちんと抑えておくべきだとは思います。
    しかし今経済学が得ている知見に関しては眉に唾付け過ぎても足りないぐらいのものだと思ったほうが良いのではないでしょうか。
    もっとひどいのは、その定義さえ、マスメデアを介して広まってフィードバックし本家の経済学の定義さえ、混乱させているのではないかと思える点です。

    そういったことを常に念頭に読み進めるのであれば、
    入門マクロ経済学:石橋春男、関谷喜三郎:共著
    http://www.amazon.co.jp/%E5%85%A5%E9%96%80%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6-%E7%9F%B3%E6%A9%8B-%E6%98%A5%E7%94%B7/dp/4419035889/ref=la_B004L1XS3A_1_7?s=books&ie=UTF8&qid=1448665232&sr=1-7

    国際金融については、
    「世界金融危機のからくり」:吉本 佳生著
    http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AA-PHP%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%90%89%E6%9C%AC-%E4%BD%B3%E7%94%9F/dp/4569808573

    「1990以降の失われた25年のからくり」を紐解こうとするなら、
    拙著、
    「お金を配れば日本復活ー政府借金は雪だるまにならない」:ななみのゆう著

    http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E9%85%8D%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%BE%A9%E6%B4%BB-%E6%94%BF%E5%BA%9C%E5%80%9F%E9%87%91%E3%81%AF%E9%9B%AA%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-Parade-books-%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%86/dp/4434162020

    をお忘れなく、w。

  25. 25
    まさ まさ  :

    >>Gokaiさん ありがとうございます。さっそく3冊ともアマゾンで今購入いたしました。今後はこの3冊のテキストを共通言語にして、討論に参加させて頂きたいと思います。ありがとうございました。

  26. 26
    Gokai  :

    >>まささん
    >さっそく3冊ともアマゾンで今購入いたしました。

    三冊目は厚かましいお願いでしたけど、
    1990年意向の長期不況の整合性のある説明はGokai説以外では、リチャード・クー氏「バランスシート」不況ですが、クー氏の説ではもうすでに日本再生は不可能な状況です。
    つまり、Gokai説が現状では最善の選択になります。

  27. 27
    まさ まさ  :

    >>Gokaiさん  なるほど、経済学は数字が入ってくるので、正直苦手なんですけど、頑張ってついて行きたいと思います。ありがとうございます。

  28. 28
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >そのあたりは、工夫次第でなんとかなるのではないでしょうか。
    ベーシックインカムは誰にでも同じ額だけもらえるわけですから、働かなければ、働いている人より貧しいままなのは、今と変わりません。

    私が問題にしているのは、「働かなくてもいいのなら、多少貧しくても良い」と考える人たちがそれなりに見込まれることです。
    彼らが社会問題化する可能性があり、彼らがベーシックインカムという梯子を外されたときには大問題となるでしょう。
    私が考える要因として、円高進行などにより日本全体の生産力が低下して財政的な余力がなくなる可能性があります。
    たとえ政府紙幣発行により財政を補完するにしても、これは生産力を担保したものに過ぎないからです。

    >むしろ、給料が低くても、自分がやりたい仕事をして生活出来るようになる可能性が高まるわけですから、就業意欲も高まる可能性があります。

    これは逆効果でしょう。
    たとえば、才能がないのにミュージシャンや作家になりたい人が大勢いますが、ベーシックインカムによって就職やバイトをしなくても「夢を追うことができる」ことができるわけですからね。

    >何故、円高だと、産業が衰退するのでしょうか?

    円高では国内生産物が売れなくなるからですよ。
    これは国内市場でも国外市場でも共通して起こります。

    >かつての円高期に製造業の主要企業は軒並み海外移転しており、現在の日本経済は、サービス産業を主要産業とする内需国家となっております。

    それで国民の所得を満たせるのなら、私は産業の衰退を問題にしませんよ。
    実際には、円高不況が起こりましたし、アベノミクスの出だしが良かったのも円安により需要が増えたからです。
    私が思うに、今の日本の産業構造はあなたの思い描く段階にはなっていません。

    また、アメリカバブルの崩壊(信用崩壊)を目の当たりにした同時代人として、やはり「価値の根源は生産物」だと思うのです。

    >現在の円安では、輸出金額は伸びていても、輸出数量は伸びていません。逆に、輸入品価格上昇による生活必需品の上昇が、国民生活を圧迫しています。
    >円安誘導政策で経済振興というのはもう、時代遅れなのではないでしょうか。

    こんなことでトレンドを追っても意味がありませんよ。
    生産する方が何かと有利ですし、これまで培った技術や技能を捨て去ることには抵抗があります。
    円安誘導すればクリアできる問題なのですから、あなたの主張は効率が悪いと思いますよ。

  29. 29
    jan2002 花のヤン  :

    >>なかはらさとるさん
    >メリットとしては、不公平感の減少を挙げさせて頂きます。
    >特にワーキングプアや年金受給者と生活保護者の格差です。一生懸命働いても生活保護よりも受給額が少ない場合がある現状は、どうにかしないといけないと思います。

    これは生活保護制度の改革の問題でしょう。
    もっとも、景気が良くなればワーキングプアもブラック企業も減りますから、しっかり景気対策をすればこの件についてベーシックインカムは必要ないということは言えると思います。
    私の主張として、円安誘導と所得再分配強化により景気が良くなるという意見があります。

    >メリットその2は、ブラック企業の減少。
    >ブラック企業で働く人は、生活があるから辞めたくても辞められない場合もあるでしょう。BIがあれば仕事を辞めても生活は保障されているわけで、ブラック企業従事者は減少するのではないでしょうか。そうなると、環境を改善するしかなく、ブラック企業は減少すると考えます。

    景気が良くなれば、我慢してブラック企業に残る動機はなくなりますから、自然に解消されます。

    >メリットその3、見かけ上の人件費の低下。
    >どうやってBIの原資を調達するかという問題はあるのですが、おそらくBI分は社員に支払う給料を減らしても良いわけで、その分人件費の低下につながると考えます。この辺は本文で挙げられている内容と同じようです。
    >ただBIを日本人に限定した場合(というか限定しなければならないと思います)、外国人を雇うよりも日本人を雇う方がメリットがあるわけで、移民抑制にもつながります。

    移民抑制ならば円安が効果的ですよ。

  30. 30
    jan2002 花のヤン  :

    >>manwith6785さん
    >ベーシックインカムは財源はどうするんでしょうかね?

    財政赤字の拡大か政府紙幣でいいと思いますよ。
    といいますか、おそらくこのブルーオーシャンでは財政均衡の必要性に疑問を持つ人が多いと思います。

  31. 31
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>花のヤンさん
    おお、お久しぶりですね。
    実は5月くらいにリニューアルでパワーアップ考えてます。
    またこれを機会に寄ってもらえたら~