自由貿易(及び資本移動の自由)の弊害について

木曜日は、ソウルメイト様と隔週で望月夜様の寄稿コラムをお届けいたします!

重厚な経済論を、どうぞお楽しみください!


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反自由貿易論を主張すると「重商主義に落ちっている」「比較優位がわかっていない」というレッテル貼りを喰らうことが多いのだが、「重商主義の誤り」「比較優位の利得」を双方認めたうえでも、反自由貿易論は十分に成り立つ。
その議論の方向性はロドリックによると2種類ある。

まず、「自由貿易による産業発展抑制」である。一次産品が比較優位にある国は、自由貿易のもとでは一次産品に特化することで比較優位の利得を得ることが出来る。
しかしそれは、新産業(例えば機械工業)への投資を抑制し、経済成長の面で遅れを取るようになる。(戦前のアルゼンチンが主要例)

なお、「比較優位の利得」の議論自体、「資本移動の自由がないこと」を前提として...

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