ダイバーシティという名のコストカット

官公庁の役人の得意技といえば、お役所言葉を使った紋切り型の対応とカタカナ用語の多用による文章の美文化だろう。特に、カタカナ用語は、毎年のように何処からともなく新語が産み出され、「アメニティータウン」、「イノベーション」、「インキュベート」、「ワークライフバランス」みたいなカタカナ語が、いつの間にか市民権を得ているから不思議なものだ。ここ最近の流行は「ダイバーシティ(多様化)」だろう。
この言葉自体は、多様な人材、特に女性力の活用により企業のパフォーマンス向上につなげるという「ダイバーシティ経営」から派生したもので、数年前から徐々に使われ始め、平成28年度予算獲得を狙う各省庁の資料や政府の審議会等に提出された資料でも結構使用されている、だが、政府や官庁が“ダイバーシティ”なる言葉を使う時は、額面通りに受け止めてはいけない。
彼らが意図するダイバーシティとは、“多様化の名を...

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