マイナンバー制度で所得捕捉が進み、税収は増えるのか?

マイナンバー制度は、「所得捕捉による脱税防止や徴税強化が主な目的ではないのか」との意見を頻繁に耳にします。

筆者も否定はしませんが、例えば「副業がばれる」という言説はどうなんでしょうか。

「ばれる」というのは、一つには税務署に、報酬等の支払調書により補足されるということ、一つには住民税の特別徴収事務(天引き)を通じて副業が主たる勤務先に露見するということだと思います。
税務署では、現行でも名寄せという作業で人物の同一化、特定化を行っているので、そのリスクに変わりはありません。ただし今後は雇い主である源泉徴収義務者が住所・氏名・マイナンバーを確認するので、仮名や偽名による行為が淘汰される可能性は高くなると考えられます。無論、まともな堅気の雇い主である限りですが。

そして、「副業がばれる」ことを恐れているのは、税務署よりも主たる勤務先に対してなのではないのでしょうか。そこ...

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