②利子率変動の遅行性からもたらされるインフレの賃金への効果

②利子率変動の遅行性からもたらされるインフレの賃金への効果 インフレが適度のスピードで進むと、すぐに完全雇用が達成され、インフレ以上のスピードで賃金が上昇します。インフレになると企業の売上が増加します。このとき、「売上=仕入費+利払い(地代を含む)+人件費+利益」において、インフレが起こった場合、売上と仕入費はインフレ率に比例して上がりますから、「利払い+人件費+利益」もインフレ率に比例して上がります。しかし、金融機関は変動金利による貸付金についても、インフレが十分進んだのを見計らってしか、利子率のアップを要求して来ません。インフレが起こりそうだと予測して早めに利子率のアップを要求すると、そのとき行われている金融緩和の意図と矛盾するし、債務者の疑惑を招き、当局に訴えられかねないからです。また、固定金利の貸し付けの場合は全く金利を動かすことが出来ません。地代もインフレが目立って大き...

ご支援くださる方はクリック→