シリアの内戦

(出典地域研究アジア・アフリカ研究室主任研究官西野正巴)

2010年のチュニジアでのデモを契機とする所謂「アラブの春」では、アラブ諸国6カ国において大規模な反政府デモが発生しました。
そのうち、エジプトなど4か所では政権が打倒され、バハレーンでは政権が反体制派の抑え込みに成功しました。

そして、デモ発生(2010年当時)から2年以上経た時点でも政権と反体制派の争いに決着がつていない唯一の国がシリアです。

シリアは当初、反政府デモを政権が打倒していましたが、その後、反対体制派が武装化を始め、2011年後半からは両社が事実上の内戦を繰り広げています。


シリアでは、スンニ派を中心に高官の離反が、2012年以降増加しました。
主な要因としては、①スンニ派高官に、アラウィー派が主導する政権からの離反を促す切り崩し工作が活発に行われるようになったこと。

②政権崩...

ご支援くださる方はクリック→