安倍政権の外交、英霊に対する侮辱

少し体調を崩しておりまして筆(というかキーボード)を取る気力がなかったのですが、本件について書かずにはいられないので記します。

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12111376946.html
安倍総理は、ご先祖様を穢した

詳細は上記三橋ブログにてご覧頂きたいのですが、いわゆる慰安婦問題で岸外相が「軍の関与を認めた」との報道が流れました。
おおまかに今回の会談の合意内容を書くと以下のようになるかと思います。

1)慰安婦問題の不可逆的解決。お互いに批判や非難はこれから控える
2)日本は韓国の基金(だったか?)に10億円の援助
3)日本政府として軍の関与を認める

しかしながらこれは非常にマズい、というより決定的にマズいことになってしまいました。
まずもって軍の関与とは国際的にはほぼ確実に「軍が強制的に売春婦を徴収した」と取られるでしょう。
私もこの辺は昔かなり勉強したのですが、当時の「慰安婦募集のポスター」等々が残っており「軍が強制した事実、資料」は一つたりともありません。
また当時の慰安婦の割合は確か「日本人5割、朝鮮人2割、中国人2割、その他現地人1割」という割合だったかと思います。(うろ覚えですが)

また当時売春は「合法」であり、更にいうならば売春婦のお給料は当時の中将ほど(!)もあったのです。
更に当時朝鮮半島で悪質なブローカーがゴロゴロいましたので、それを取り締まれ!という資料(軍令書だったかと)まで残っているのです。

それがなぜ歴史の事実を捻じ曲げて、今回のこのような事態に陥ったのでしょうか。
一つにはアメリカの外交戦略、安全保障上のためにめいれ…要望があったからでしょう。

安倍総理が靖国に参拝したのを覚えておられる方たちも多いと思います。
これに対してアメリカが異例の「不満」を表明し、それからはぱったりと靖国への参拝はなくなりました。
これは何も疑問な話ではなく、欧米からすると靖国への参拝は「戦後体制、戦後秩序への挑戦」とうつるわけです。

そしてこのような日本の行動は「ただでさえヤバイ東アジアの状況」を混乱させるものと捉えているのでしょう。アメリカ的には。
また軍事、外交、経済についても中国はアメリカの最大の顧客でもあり、また最大の脅威でもあるわけです。
2000年以降のアメリカの中国に対する戦略は理想主義的に、新自由主義の経済の中で分前があれば中国もそのうちおとなしく、国際秩序の中に組み入れられるだろうというものでした。
しかしながらこの戦略はすでに破綻しており、むしろ中国の成長によって東アジアの軍事バランスが崩れ始めるという事態になっております。

その上で韓国は中国への擦り寄りを強めており、このままでは東アジアにおけるアメリカのプレゼンスが崩れかねない、しかしながら中国は最大の顧客でもあるという矛盾した状態になっております。
だからこそアメリカは「日本が韓国に譲ることで、韓国をアメリカ側に繋ぎ止めておこう」と考えたのだと思われます。
つまりアメリカも韓国も「自国の国益」のみで行動しておりまして、日本だけがTPPと同じく鴨がネギを背負ってさらに自分の羽を自分でむしり、熱々の鍋まで用意していると言う話です。
主権国家としてはあまりに恥ずかしい態度と言わざるを得ません。

以上が今回の事態の考察ですが、日本は決して今回のこのようなことを認めてはなりませんでした。
10億円などという金額の問題ではなく、大東亜戦争を必死に国のために戦い散華された英霊に対する侮辱であり、日本の歴史と尊厳と誇りの問題だからです。
なるほど、誇りや尊厳ではご飯は食べられませんが、誇りと尊厳と歴史を奪われることは人ならざる「なにか」として扱われることと同様です。
国家の誇りや尊厳、歴史は国民のアイディンティティの問題であります。
これが奪われるということは日本の自我の喪失を意味し、その意味は大変に重大な事態を今後招くことになりかねないと思います。

ネットの記事やまとめサイトのコメントを読んでおりますと、以下の様な趣旨のモノが目立ちました。
・韓国が批判しだしてて、アメリカの顔に泥を塗った
・きっと安倍総理は「なにか考えがあるはず」
・国際的に信用を落とすのは韓国の方

なんとも的外れで残念な認識でしょうか。本当に上記のようなのだったらどれほど楽でしょうか。
韓国にしてみれば「日本政府が軍の関与を認めた」という一点でのみプロパガンダを展開し、国際的にはむしろ「日本が悪いんだから」となるに決まっております。
大体韓国に国際的にこれ以上落ちる信用などそもそも論としてありませんでしょう。

いわゆる「従軍慰安婦」とは朝日新聞の捏造であり、大元は吉田清治の「フィクション」であります。
そしてこの問題の本質は「軍の強制があったかどうか?」の一点のみにつきますが、日本政府自身がそれを認めたと韓国などはプロパガンダを展開するでしょう。

安倍晋三政権に強く抗議を表明し、一刻も早く国民のために政権を降りていただきたく思います。

P.S
皆様もこの時期、年末年始を健やかに過ごされることを祈念いたします。
どうぞ私のように体調など崩されませんように。

ネットのコメントには記事中に書いたようなものだけでなく、以下の様な趣旨のものもありました。
・呆然とした
・アメリカの命令だろう
・安倍晋三は売国奴だ
今後に及んで安倍信者は彼の擁護を続けておりますが、断固として事実を提示して対抗していかねばならないと思います。
年の瀬にこのような「残念なニュース」をコラムにしなければならないことに、非常に心沈んでおります。
来年が日本にとって明るい年になるよう、心から祈念し今年の締めくくりのコラムとさせて頂きます。


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  • charleyace

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「安倍政権の外交、英霊に対する侮辱」のコメント一覧

  1. 1
    holyfirework 灯火  :

    そうですね。
    今回の合意では、
    ・安倍総理の謝罪
    ・国の責任認定
    ・公的資金による保障
    という、一つでも日本が呑んではいけなかった、韓国側の三条件を全て、飲んでしまいました。
    これらは、今まで日本が認めていなかった慰安婦問題に関しての日本の関与と責任を認めて、後世への禍いの種となるものです。そもそも、日韓基本条約で既に、慰安婦問題は最終的に解決しているのですから、わざわざ韓国側に譲歩して、韓国側の言い分を全部呑むなどという、これ以上ないくらいの外交的敗北を喫する必要はなかったのです。

    功を焦った安倍総理の暴走が引き起こした悲劇と言えるでしょう。

  2. 2
    やまねろん  :

    訪韓前のニュースを見て「やらかすかな」とは思いましたが……かなり酷そうですよね。

    最近まで登録もせず読むばかりだったのですが、今回の訪韓の顛末を見て流石にマズイかなと思い、ちょっと傍観ばかりしてるのはやめようかと考えました。
    そこで問題提起を込めて、ココや進撃の方々とは少し違う観点――国を人間と見做した視座からの意見を述べてみようと考えたのですが、記事を4つ投稿してみても宜しいでしょうか?
    結構長くなってしまった上に、Blue Oceanの趣旨にそぐわない可能性もありますので、先に管理人さんに読んで確認して貰う形が良いかもしれません。記事は4つ書き上げてあります。

    記事の趣旨としましては、主として日本自身の問題点に焦点を当てて――日本君は
     ①自己喪失中
     ②自身の生育環境と外国君達の生育環境との違い、そしてそこから派生する問題を認識していない
     ③自身の適性や強み、不適性や弱点を然して理解していない
     ④整理が下手で成り行き任せ
     ⑤「夢」なり何を目指したいのか、何を成したいのかが無くて迷走中
    といった内容です。

    こちらや進撃の皆さんは、手段や手法、中位の目標に関する議論やそれぞれの専門性に掛けては素晴らしくて勉強になっています。しかし、土台となる部分や全体としての調和に関する話はあまり出てこないように思うんです。
    芸術作品の制作で例えるならば、
    『細部細部は非常に素晴らしいものの全体の調和に欠け、主張がぼやけているため作品としては駄作。折角の細部の素晴らしさが……。ああ、この細部は二度と再現できそうにない……(泣』
    そんな状況に陥りそうではないかと危惧しています。

    なので、各具体論の他に、日本の能力や適性を考慮しつつ、作り上げたい作品の主題の候補を絞る議論も必要なんじゃないかという提案です。要は適性と長期~超長期的な視点の議論です。

  3. 3
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>灯火さん
    仰るとおりで年末にやってくれましたorz
    そういえば私の造語の嫌韓保守、Twitterで使ってみたところなんだか気に入られました(!?)

    >>やまねろんさん
    初カキコありがとうございます。
    なるほど、これは面白そうです。
    ブルーオーシャンは皆様が表現する場でもありますので、是非とも書いて頂けたら嬉しく思います。
    今までと異なる視点は、きっと良い化学反応になろうかと思います。私も非常に興味がありますです。

  4. 4
    holyfirework 灯火  :

    >>やまねろんさん

    大局的な視点からの提言ですか。
    「国家百年の計」にも通じる大戦略ですね。
    よく日本には、「長期的な戦略が無い」と言われます。
    短期的には、アベノミクスだの、戦後レジーム脱却だのと言っていますが、所詮は任期中の目標にすぎません。

    新しい視点からの意見を、歓迎します。

  5. 5
    やまねろん  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >>灯火さん
    御二方、お返事有難うございます。そして新年おめでとうございます。
    ちょっと立ち止まり、少し離れた所から考えてみて貰えたら、という意図ですので、論理的ではなかったり、説明を省いていたり、文体が不真面目だったりしますけれど、宜しくお願いします。
    一日一つずつ、四日に渡って「寄稿コラム」のカテゴリで投稿させて貰うことにします。

  6. 6
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>やまねろんさん
    >>ALL
    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
    やまねろんさんのコラム楽しみにしております。
    私も文体は結構不まじめなところがありますので、どうぞお気になさらずw